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資産税研修会

2010年11月17日
今日は朝から岡崎市まで行って資産税の研修を受講してきました。
テーマは小規模宅地等の課税特例の改正点と取引相場のない株式評価の最新論点についてでした。
講師は大阪の税理士の笹岡先生です。

講義の中身ですが、小規模宅地については、今年の4月1日以後の相続、遺贈について改正されましたが、事業も居住も相続人が継続しないと減額が出来ないようになったり、宅地を共同相続したときに要件を満たさない相続人の減額が出来なくなったり、また一棟の建物の中に特定居住用宅地があった場合にその敷地全体が減額の対象になっていましたが、改正後はその建物をひとつひとつ区分して利用状況ごとに判定するようになり相続税の増税につながる改正になっています。
また、「生計を一にする」の判断基準や「混同」で消滅した貸付用不動産のケーススタディ等なかなか書籍などでは見かけない事例もありました。

取引相場のない株式評価については、類似業種比準価額の業種目の判定で必要な「日本標準産業分類」が平成20年4月1日に改定されている事を受けてその業種目の判定を間違えやすい部分について詳しく説明していただきました。

税理士会などで今まで様々な税法の研修を受けてきましたが、笹岡先生は私が受講した中でも一番好きな先生です。とにかく分かりやすくて丁寧で面白くてその知識の深さはとてつもないです。今回も5時間の長丁場でしたが、集中して受講でき大変有意義でした。