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売上が大きいことはいいことか?

最近、いろいろな会社の経営者と話をしたり、本を読んだりして思ったことがあります。
それは会社の売上や規模についてです。
売上をとにかく大きくしていきたいと考える経営者が多いと思いますが、それに伴って人件費をはじめとする各種経費が増えて売上が増えたけど利益はそこまで増えないというパターンをたまに見かけます。
会社の立ち上げ当初は売上を増やすのを第一に考えていいと思いますが、ある程度軌道に乗ったら今度は利益率や効率を重視した方がいいのではないかと思います。そのためには、売上をあえて減らすことも考えてもいいかもしれません。
売上や会社の規模が大きくなると経費や責任やトラブルも増えます。それだけやりがいは増すのかもしれませんが
儲からない仕事が増えてそれに振り回されていては本末転倒です。
例えば売上1億円で利益が2千万の会社と売上が3千万で利益が2千万の会社だったら売上は3分の1以下ですが、利益は同じで後者の方が利益率が高くて効率的な会社経営をしているといえます。しかし、売上に目が行って前者のような経営を目指している人が意外と多いと思います。前者の社長はいつも忙しそうです。後者の社長は時間にも金銭的にも余裕が感じられます。忙しくて儲からないと思っている人は一度後者の考え方をしてみてはいかがでしょうか。

R1.7.19